一見するとMac miniのようだが、なかには「インテル、入ってる」という製品がまもなく発売になる。
台湾のコンピュータメーカーAOpenは米国時間30日、年末商戦に向けて新製品の「Pandora」2機種をリリースする予定であることを明らかにした。同社最新のこのデスクトップPCは、Apple ComputerのMac miniから発想を得たと同社は述べている。高さ2インチの超小型コンピュータは、Pandora以外にも複数の製品がホームエンターテイメントPCとして販売されている。
同社によると、Linux搭載バージョンは予想小売価格が399ドル、またWindows XP搭載バージョンは499ドルになる見通しだという。どちらも、米国ではAOpenの代理店経由で販売される予定だ。
AOpenの「XC Cube」製品ラインに加わる同製品は、5月に開催されたComputexトレードショーで披露されたミニデスクトップコンピュータのプロトタイプがベースになっている。
Pandoraには、前面にスロットローディング式のCDドライブと電源ボタンが、背面には3つのUSBポート、キーボード端子、シリアルポートが配置されるほか、ワイヤレスネットワーキング機能も内蔵されている。
Pandoraのマザーボードは、Intel最新のPentium Dプロセッサと945Gおよび945Pの両チップセットがベースになっている。
ミニPCは、主に企業のコールセンターや自作ファンの間で人気を獲得したが、これまではShuttle Computerなどの小型デスクトップが選ばれていた。同社からは、P2600デュアルコアAMD Athlonベースのマシンがまもなく発売される。また、Littlepc.comもPentium 4ベースのLPC-401Xを1095ドルで販売している。
HPが2000年にe-PCを659ドルで発売するなどしているが、大手PCメーカー各社は今のところ小型デスクトップではあまり成功していない。だが、Appleは499ドルのMac miniを投入して注目を集めており、消費者はこのジャンルの製品に新たな関心を寄せ始めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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