1999年にセンセーショナルに登場したエンターテインメントロボット「AIBO」。今もなお着々と進化を遂げており、今回、AIBOの頭脳ともいえる専用ソフトが「AIBOマインド3」へとバージョンアップした。
コミュニケーション機能が大きく向上し、例えば、オーナーが「どうしたの?」とAIBOに聞くと、「ぼんやりしているの」などと話したり、時には「疲れたの?だいじょうぶ?」と気遣ってくれる。さらにはAIBOが独り言を言うこともあり、そのフレーズはおよそ1000フレーズぐらいあるという。AIBOが話す言葉は、育てる課程で決まる“性格”によって異なるとのことだ。
言葉を使ったコミュニケーションのほかにも、AIBOが写真を撮影して日記を付けてくれる機能や、AIBOが見ている物や音の状態をPCに映し出す「マインドスコープ」機能が付いた。
日記は、AIBOが気が向くと日記用に周辺を撮影し、一言文章を付けるというもの。例えば、オーナーの顔を撮影し、「この顔がオーナーさんだね。これからよろしくね」といった日記を残してくれる。気が向くと、写真にらくがきをすることもあるという。書いた日記は無線LANで送信し、オーナーPCの専用プレイヤー「AIBOエンターテインメントプレイヤー」から見ることができる。AIBOの日記に対してオーナーがコメントを付けることもでき、それらの内容をブログに掲載することもできる。ブログの掲載は簡単で、あらかじめ設定しておけばプレイヤー上の「Upload」ボタンを押すだけで記事の作成が可能だ。なお、ブログはグループ会社が運営する「So-net blog」を推奨している。
また、AIBOエンターテインメントプレイヤーはRSSにも対応。RSSで配信されるニュースやブログ記事をAIBOが読み上げてくれる機能が加わった。「AIBOニュースを読んで」と話かけると、どのジャンルを読み上げるか聞いてくれる。「オッケー!ニュースを読みます」と読み上げ方はかなり斬新だ。データは無線LANでAIBOに送信する。なお、ニュースのほかにも、あらかじめ入力しておいたオーナースケジュールなども読み上げてくれる。
ハウス(ドックステーション)に帰るAIBO。帰り着くと、「やったね!充電が終わったらステーションから降りるね」と一言しゃべる
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Windows Media Player
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「AIBOマインド3」は、2003年に登場したAIBO「ERS-7」シリーズに対応しており、「AIBOマインド」からのアップグレードが1万1550円、「AIBOマインド2」からのアップグレードは1万500円となっている。
期間限定の新色筐体「ハニーブラウン」も登場した。メタリックなブラウンのボディに、耳としっぽはベージュと黒、茶のマーブルだ。脚はAIBO初のツートンカラーで、ライトブラウンとツメの部分がブラウンで、より“犬”らしい雰囲気に近づいたように見える。ソニースタイルによれば、温かみのあるハードウェアを作りたかったこと、ユーザーから動物のような色が欲しいというリクエストが多かったことから、今回の限定色が誕生したという。
なお、本体そのものの機能としては従来の「ERS-7M2」と同等で、新たな専用ソフト「AIBOマインド3」とメモリースティック(128MB)、AIBOエンターテインメントプレイヤーVer2.0 CD-ROMが付属する。価格は19万4250円(税込・送料別)。販売は9月29日〜12月12日まで。台数を限定しないため、この期間にあったオーダーであれば受け付ける。9月29日よりソニースタイルにて先行予約を開始するほか、大阪ソニースタイルストアでは29日から先行販売も開始するので即日購入できる。配送の場合は10月8日到着予定。
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