マイクロソフトは、9月16日より開催した東京ゲームショウで「ハイデフゲームとデジタルエンターテイメント新時代の幕開け」と題した基調講演を行なった。
“ハイデフ”とは、ハイビジョン、オンライン、ユーザーが自分仕様で楽しめるカスタマイズの3機能の総称をマイクロソフトが「ハイデフ エンターテイメント」と名付けたものだ。
Cheaf Xbox Officer ロビーバック氏 |
今回のスピーカーであるマイクロソフト Cheaf Xbox Officer ロビーバック氏は「Xbox360は、最初に登場する(次世代の)ゲームコンソールだ。最強のプラットフォームを一般に向けて世界で初めて公開する」とアピールした。今回のゲームショウの会場には、80台もの試遊台が公開されており、実際に来場者が触れることができる。
2011年に日本はデジタル放送に切り替わることを受けて、「これまでブラウン管だった人々がプラズマや液晶テレビに切り替わり、ハイビジョンテレビを持つ人は何百万人もにおよぶ。ゲーマーはコンテンツを求めている」(ロビーバック氏)と、日本のテレビの買い換えタイミングと、Xbox360の強みであるハイビジョン対応のマッチングをアピールした。
また、「ゲームコンソールはユーザーを孤立させる。かつてのゲームセンターのピーク時のように、人はまた再びつながりたいと思っている」(ロビーバック氏)とXbox360のネットワーク機能をアピール。プラットホーム開発統括部 間中統括部長が登場し、Xbox360の実機によるデモを行った。
Xbox360をネットワークに接続すると、家庭内につながっているWindows Media CenterのPCを自動的に認識する。PCに録り貯めてあったテレビ番組やハイビジョン映像、画像、音楽などを、Xbox360を経由して見たり聞いたりできる。また、Xbox360本体のUSBポートを使って、手持ちのオーディオプレイヤーの音楽を再生できるとして、アイリバーのオーディオプレイヤー「U10」を使ったデモのほか、アップルの「iPod Shuffle」をUSBポートに挿し、画像を表示しながらバックで音楽を再生するデモも行い、注目を集めた。
「4年前に新規参入したが、日本ではうまくいかなかった」と過去を振り返りながら、「今回は経験もある。ソニーの次世代ゲーム機のことが分かってきたが、ハードウェアの視点ではほぼ五分五分だと思っている。Xbox360は、ゲーム開発環境とゲームのラインアップで勝負できる」(ロビーバック氏)と年末の発売に向けての意気込みを語った。
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