ヤフーは9月13日、同社が提供するウェブメールサービス「Yahoo!メール」において、メール送信者を認証する技術であるDomainKeysの適用など、セキュリティ機能を中心とした機能を拡充したと発表した。
今回の機能拡充の目玉は、受信したメールの送信者が信頼できるかどうかを認証する「DomainKeys」を採用した点である。ヤフーは7月から、 Yahoo!メールから送信するメールに、米Yahooが開発した送信元ドメイン認証技術「DomainKeys」に準拠した電子署名を付与しているが、外部ISPなどから受信するメールの送信者認証は実施していなかった。今回新たに、外部から受信したメールをDomainKeysで認証するようにした。
使い勝手も向上させた。新たに2点の機能を追加した。(1)安全を確認してから画像を表示できる「イメージブロック」機能を追加したほか、(2)複数のメールアドレスあてに届いたメールを一度に確認可能な「外部メール送受信」機能を追加した。各種フィルタ機能で設定可能な件数も強化した。具体的には、(3)メールの受信をドメインやメールアドレスごとに拒否する「受信拒否」機能で設定可能な件数を、従来の100件から200件に拡大した。(4)受信メールの振り分けをする「フィルター」機能は、従来の15件から50件に拡大した。
Yahoo! BB会員に限定するサービスでは、迷惑メールを振り分けする「迷惑メールフィルタープラス(ベータ版)」、メインアドレスのほかにいつでも追加、削除が可能なサブアドレスを最大10個まで使える「セーフティーアドレス」も用意した。また、「メール保存」機能により、ウェブブラウザで送受信したYahoo! メールをフォルダ単位でパソコンにダウンロード、バックアップすることが可能になった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」