カーネギーメロン大学日本校が学内を公開 - (page 2)

田中好伸(編集部)2005年09月13日 22時29分

 CMUJの定員は20人だが、現在の学生数は9人。CMUJによれば、「米国の大学院へ留学できるほどの英会話能力という基準により、定員を満たすことができなかったからだ」という。

 9人の学生のうち8人が日本人であり、1人がマレーシアからの留学生である。また9人のうち7人が勤務する企業から授業料を払ってもらっており、2人が自ら授業料を支払っているという。授業料は1万5800ドル(約173万円)だが、これとは別に教材費がかかる。

 CMUJで唯一の日本人教員である武田圭史氏は、同校で現在学んでいる学生について「文献をきちんと読んできて、講義中でレベルの高い質問をしてくる。日本の一般的な大学院生とは比べものにならない」と話し、学生たちの熱心さに舌を巻いていた。また、すべて英語による会話で講義を進めることについては、「多少英語での表現で慣れていないところがあるかもしれないが、いずれ慣れてくるだろう」として、学生たちにとって英語は障害にならないと説明した。

 CMUJは、校内の設備を米カーネギーメロン大学のものと似通ったものにし、ソファの色合いまで米現地のものと同じ色を選んだと説明している。武田氏は「校内の雰囲気はまさしくカーネギーメロン大学だが、学生たちの姿勢や雰囲気も米現地と同じだ」と話している。

演習用のスペースにはPCとMacが揃えられている

学内は日本語が禁止されている。プリンタのボタンもすべて「英語」になっている

武田圭史氏は、防衛庁、アクセンチュアを経てカーネギーメロン大に勤務している

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