Intelは米国時間8日、今四半期の中間報告を行い、ノートPCに対する需要が堅調なことから今年も2桁成長を達成できる可能性があると述べた。
Intelの予想によると、7〜9月期の売上高は98億〜100億ドルの間になりそうだという。この数字は同社が7月に示した96〜102億ドルという売上予想よりも若干絞り込まれている。
Intel最高財務責任者(CFO)のAndy Bryantは、第3四半期(10月1日決算)の売上高に大きな変動はないはずだと述べた。
「今四半期は、予想をやや上回る数のウエハの製造を開始できたため、単位原価が改善している。製造部門は予想通りうまく稼働している」(Bryant)
同社は今回、第3四半期の粗利益率予想を60%(誤差1ポイント)とし、中間点よりやや上に修正した。これまでの予想は60%(誤差2ポイント)だった。
Intelはまた、第3四半期の税率が、約2億5000万ドル/プラスマイナス2500万ドル程度の付加税の影響を受けることも想定していることも明らかにした。これは、海外で得た利益剰余金約63億ドルの本国送金時に課せられる可能性があるもので、になるという。
同社の株式は43セント高でNasdaqの取引を終了したものの、時間外取引では34セント(1.3%)安の26ドル9セントをつけている。
ノートPC用のチップ類は、Intelにとって重要なプロフィットセンターとなっている。今年の第1四半期には、これらのチップが同社の生産量全体の30%を占めた。Intelによると、この数字は来年には約33%になるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」