Sophosは米国時間5日、道徳の番人として機能する新種のトロイの木馬について警告を発した。このトロイの木馬は、ユーザーがポルノサイトと思われるサイトを訪問すると、イスラム教の経典を表示するというもの。
「Yusufali-A」というトロイの木馬は、アクティブになっているブラウザウインドウについて、サイト名を通常表示するタイトルバーをスキャンする。Sophosサイトの説明によると、プログラムは「セックス」、「ティーン」、「xxx」を含む9つの単語のどれかを見つけると動作し始めるという。
Yusufali-Aは、表示されたサイトをポルノサイトと判断すると、アクティブウィンドウを最小化し、コーランの一節を表示するという。問題のサイトが閉じられない場合「出るにはここをクリック」というボタンが表示される。Sophosによると、マウスをそのボックスに動かすとロックされてしまい、ユーザーは強制的にWindowsからログアウトせざるを得なくなるという。
9つの単語のどれかに反応するようにYusufali-Aはプログラムされているため、医学サイト、教育サイト、また10代を対象にしたサイトなど、ポルノ以外のサイトへの接続も妨害される可能性があるとSophosは注意を呼びかけている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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