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ソニーなど、CELLプロセッサの技術仕様書を公開

永井美智子(編集部)2005年08月25日 17時10分
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 IBM、ソニー、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)、東芝の4社は、共同で開発している次世代半導体「Cell」について、技術仕様書を公開すると発表した。

 資料はIBMのサイトおよびSCEのサイトからダウンロードできる。ただし、用意されているのは英語版のみとなる。また、東芝はCellとソフトウェアなどを含めたソリューションとしてのサポート体制が整い次第、顧客やパートナーに提供するとしている。東芝は「Super Companion Chip」という周辺LSI や関連ソフト、リファレンスセット、システム開発環境などセットにして提供する方針だ。

 すでに2月に概要は公開されているが(関連記事)、詳しい技術仕様を公開するのは今回が初めてだ。

 仕様書を公開する狙いについて、ソニー・コンピュータエンタテインメント 半導体事業本部副本部長の鈴置雅一氏は 「Cellアーキテクチャの公開によって、より多くの人がコア・テクノロジーに自由にアクセスできるようになる。これにより、特にミドルウェアについて中・長期的なソフトウェア開発技術を下支えするとともに、Cellの普及を加速し、業界全体の一層の活性化を推進する」と説明している。

 今回公開される資料は以下のとおり。

  • Cellブロードバンド・エンジン・アーキテクチャ
    分散処理およびマルチメディア・アプリケーションを指向したプロセッサ構造を定義するもの。このアーキテクチャには、PowerPCアーキテクチャに基づいた制御プロセッサ、それを増強する複数のSIMD(Single Instruction、 Multiple Data:1つの命令で複数のデータを処理できる構造のこと) Synergistic Processor Unit(SPU:Cell特有のコア)、および、プロセッサエレメント間で効率良く通信するためのDMA(帯域幅を持続する高性能なコントローラ)のコマンドセットが含まれる。
  • SPUインストラクション・セット・アーキテクチャ
    Cellブロードバンド・エンジン・アーキテクチャをベースにしたシステムのための、メディアおよびストリーミング・アプリケーションの加速用途に設計された、SIMD RISCプロセッサの紹介。
  • SPU C/C++言語エクステンション、アプリケーション・バイナリ・インターフェース、アセンブリ言語仕様
    SPUプログラムを記述する際に利用するC/C++言語の拡張仕様やアプリケーション・バイナリ・インターフェース仕様の解説書、およびアセンブリ言語の仕様書。C/C++言語エクステンションはSPU特有のデータ型定義、機械命令に直接対応する組み込み関数などが記載されており、ソフトウェア開発者が SPUの処理能力を最大限に引き出すための手助けをするという。

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