ネットレイティングスは7月22日、2005年6月の月間インターネット利用動向の調査結果をまとめた。これによると、2005年2月に日本で本格的にサービスを開始した検索サイト「Ask.jp」が、4月以降毎月30万人ペースで訪問者が増加し、6月には100万人を超えたとしている。また、Ask.jpに米Ask Jeevesなどアスクジーブス社の運営サイトも含めた指標でみると、約120万人が訪問した(グラフ)。
この背景には、(1)「一発検索」や検索結果の中から必要なものだけをMyページに保存できる「MyAsk」などの機能を前面に打ち出したこと、(2)検索するだけでマイルを受け取れる「ネットマイルキャンペーン」が奏効したこと、(3)松下奈緒や忌野清志郎を起用したテレビCMの効果があったことなどを挙げている。
ネットレイティングスの代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、「現在の日本の検索市場は、Yahoo!とMSN、Googleの大手3陣営がシェアを分け合っているが、米国ではAsk Jeevesも個性的な検索サービスとして高い人気を維持している。日本ではAsk.jpは後発だが、他の検索サービスとの差別化を打ち出し、知名度が上がれば米国並みの存在感を示す可能性も大きい」と分析している。
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