Firefox次期バージョンの開発に遅れ--ベータ版、8月中に登場へ

Ingrid Marson (ZDNet UK)2005年07月22日 09時36分

 Mozilla Foundationは現地時間21日、Firefoxの次期バージョンの開発が数カ月遅れていることを認めた。

 Mozillaは以前、同グループのウェブサイトで、Firefoxの次期メジャーリリースであるバージョン1.1を7月にリリースするとしていた。しかし、Firefoxの開発を率いるエンジニア、Ben Goodgerは20日、同グループのロードマップを見直し、バージョン1.1のリリースが8月以降になるとした。

 Mozilla Europe会長のTristan Nitotによると、Firefoxへの新機能追加には「当初の予想より時間がかかっている」という。

 当初の計画よりも追加する機能が増えたため、次期リリースは「Firefox 1.5」になったと、Nitotは述べた。「開発内容が当初の計画より大幅に充実しているため、バージョン1.1ではなく1.5と呼ぶ方がふさわしいと思う」(Nitot)

 Mozilla Foundationでは、Firefox 1.5のベータ版を8月にリリースする予定で、最終バージョンは9月ごろになるとしている。Nitotによると、開発が遅れる可能性が高いことから、Mozillaではたいていの場合、リリース日を明言しないことにしているという。

 「われわれがリリース日を明らかにするのは珍しい。リスクの高さをを承知しているからだ。ソフトウェア業界に長くいる経験から、私には日程に関してコミットすることなどできない。ほとんどの場合は間に合わないことが分かっている」(Nitot)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]