ACCESSは6月29日、STマイクロエレクトロニクス(ST)のセットトップボックス(STB)向けMPEG2およびH264 VC1対応チップ「OMEGAシリーズ」に、組み込み型インターネットブラウザソフト「NetFront」を搭載したことを発表した。
これにより、STB製造メーカーは効率的にフルブラウザをSTBに搭載できる。また、インターネットベースの新たな消費者向けアプリケーションやサービス基盤を提供することが可能になるとしている。
デジタル放送の進展に伴い、世界のSTB市場は今後急速に拡大すると見られている。米In-Stat/MDRの調査によれば、ハイビジョンSTBの市場規模は2008年に1200万台になるという。ACCESS CEO兼代表取締役社長の荒川亨氏は「IP対応デジタルテレビやデジタルSTB市場は急速に拡大しており、次世代端末の機能を最大限に活かすためには高性能なブラウザ機能が重要なコンポーネントとなる」と自信を見せている。
ACCESSは同日から7月1日まで東京ビッグサイトで開催される「第8回組込みシステム開発技術展(ESEC)」において、NetFrontとOMEGAシリーズを組み合わせたデモンストレーションを行う。
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