Apple Computerは、iPodの全機種にカラーディスプレイを搭載するともに、iTunesをアップデートしてポッドキャストをより簡単にダウンロードできるようにした。
今回の変更で、iPodとiPod Photoの区別はなくなり、モノクロディスプレイはiPod Miniだけに搭載されることになる。
新しい60GバイトのiPodは、デジタル写真を2万5000枚、もしくは楽曲を1万5000曲保存できる。一方、新しい20Gバイトモデルは、写真を2万枚、楽曲なら5000曲保存できる。同社はまた、新しい20GバイトのiPod U2 Special Editionにもカラーディスプレイを搭載した。
同社のGreg Joswiak(iPod製品マーケティング担当バイスプレジデント)は、「これで、ラインアップの人気がさらに高まることになると思う」と語った。Joswiakは、来月行われる決算報告前の静粛期間にあたるとし、28日の発表前にiPodの在庫がふくらみ始めたとの報道についてはコメントを控えた。
新しい20Gバイト版iPodの価格は299ドル(税込3万2800円)で、60Gバイト版の価格は399ドル(同4万5800円)。また、U2 iPodの価格は329ドル(同3万6800円)で、モノクロディスプレイを搭載していた前モデルより20ドル安くなっている。Appleはさらに、1GバイトのiPod Shuffleについても、149ドルから129ドルへの値下げを発表した。
AppleがiTunesに新たに追加したポッドキャスティング対応機能は、新しいiPodに加え、すでに販売されたiPodやiPod Miniでも活用できる。AppleのCEO、Steve Jobsは以前に、iTunesでポッドキャストの制作と配信をサポートする計画を発表していた。
Appleは28日、約3000種類のポッドキャストにiTunes Music Storeからダイレクトにアクセスできる機能を追加した。このなかには、ABC News、ESPN、Disneyの各社が新たに開発したポッドキャストも含まれている。
AppleのEddie Cue(アプリケーション担当バイスプレジデント)は、「iTunesやiPodの顧客にこれだけ多くのポッドキャストを無償で提供することができることに、とてもワクワクしている」と述べている。
同社は、今後一部のポッドキャストを有料化する可能性についてはコメントしなかった。
また同社の幹部らは、AppleがMotorolaと共同で開発中のiTunes互換携帯電話がまもなく発表されるとの報道についてもコメントを控えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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