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スティーブ・バルマーの楽観的未来予測 - (page 3)

Mike Ricciuti (CNET News.com)2005年06月23日 16時36分
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--会ったかどうかは明言できないかもしれませんが、もし会っていたとすれば、これはMicrosoft がRed HatとLinuxに対する見方を変えたことを意味するのでしょうか。

 Szulikであれ、誰であれ、Red Hatと話をしたかどうかについてはコメントしません。しかし、一般論を申し上げましょう。われわれは日々、ライバルと競争を繰り広げています。その対象は製品であって、動向ではありません。われわれはオープンソース製品とも競合しています。来る日も来る日も、全力で革新に取り組み、よりよい機能を提供しようとしています。オープンソース製品は「金がかからない」といわれていますが、重要なのは総所有コスト(TCO)です。オープンソース製品とは、TCOの面で競うつもりです。毎日が競争、競争、競争です。

 その上で、われわれは競争と協調の可能性も検討するようになっています。顧客からも、それを求める声が上がっています。この分野では、まだ多くのことはできていませんが、相互運用性の分野では、いくつかの成果を上げることができました。この取り組みは今後も続けていくつもりです。競争するだけで、コーペティション(co-opetition:競争相手と協調すること)の可能性を模索しないのはばかげています。オープンソース製品との競争は確かに他とは違いますが、3年前と比べると、営利目的の大企業を相手にするのと、あまり変わらなくなっています。

 オープンソースは、取得コストで当社が負けを喫した初めての相手です。普通は、競合他社の製品よりも、当社の製品の方が安価で高性能だということができます。Oracleしかり、WebSphereしかりです。ところが、オープンソース製品が相手の場合は、「当社製品の方が総所有コストが低く、高性能です」といわなければなりません。

--新しい競争分野といえば、Microsoft Business Solutions部門の動向に注目が集まっています。Microsoftは以前、SAPとの合併を検討したことがありますが、MBS部門の成長は今後の買収にかかっているのでしょうか。

 そのようなことはありません。少なくとも、現時点では。しかし、買収をしないといっているわけではない。その可能性は常にあります。しかし、NavisionやGreat Plainsといった企業を買収したことで、有機的成長を力強く推進するための条件は揃いました。統合には苦労しましたが、いよいよ、買収時に考えていた成長を実現する時が来たと思います。

--MicrosoftがSiebel Systemsとの提携を検討しているという噂もありました。現在、同社に関心はありますか。

 そのようなことは考えていません。

--今朝の講演では、Microsoftの製品名に関するジョークも飛び出しました。Microsoftには、マーケティングセンスがあると思いますか。

 ときには、マーケティングが大成功を収めることもあります。しかし、Microsoftにはマーケティング能力しかないといった発言にはうんざりさせられます。今朝、私がネタにしたのは、「Windows Mobile Security and Messaging add-on pack」という製品です・・・やれやれ、舌を噛みそうです。もっとシンプルな名前を考えられなかったのでしょうか。

--Appleは今日、Intelのプロセッサを採用すると発表しました。この決定はMicrosoft、特に御社のデスクトップ製品にどのような影響を与えると思いますか。

 その質問には、質問で答えたいと思います--Appleの発表が現実のものとなったら、どんな変化が起きるのか? 私も今日は、この問いの答えを探るつもりです。当社とAppleの競争関係に、何か変化が生じるのか。プロセッサを変更したことで、デバイスドライバが増えるのか。いいえ。AppleにはAppleのデバイスモデルがあり、当社には当社のデバイスモデルがあります。では、Apple以外のメーカーがAppleのハードウェアを製造するようになるのでしょうか。だとすれば、ビジネスモデルの大転換です。しかし、そのようなことは起こりそうもありません。率直な話、そうしたかったのなら、IBMから部品を買っていたはずです。

 では、何が変わるのでしょうか。Windowsには、Macよりも多くのアプリケーションがあります。チップの変更は、それを抑えることになるかもしれません。ISVコミュニティとの関係に大きな混乱が生じる可能性があるからです。しかし、はっきりしたことは分かりません。当社はチップを変更した経験がありませんから。

 ネットワークの導入に関するトレーニング、知識、管理は増えています。何が変わるのかは、私には分かりません。プロセッサの変化が、各社の競争関係にどのような影響を及ぼすのかを、皆さん自身が考えてみてください。現在、Windowsの販売本数はMacの50倍か、その前後に達しているはずです。チップの変更によって、何か抜本的な変化が起きるのか--その答えは皆さんにお任せしたいと思います。

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