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スティーブ・バルマーの楽観的未来予測 - (page 2)

Mike Ricciuti (CNET News.com)2005年06月23日 16時36分
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 技術面からいうと、LonghornはWindows 95よりもはるかに意味のある製品です。しかし、Windows 95は、これ以上はないというほど良いタイミングでデビューしました。インターネットはまだ注目を集めておらず、すべての作業はクライアント上で行われていました。MS-DOSとWindowsを融合させたWin95は、それだけでも話題性のある製品でしたが、同時にその他のハードウェアメーカーやソフトウェアメーカーも新製品を発表しました。さまざまな出来事が同時に起こった結果、Windows 95のデビューは一製品の枠をはるかに超える騒ぎを引き起こしたのです。これらの出来事は他社によるもので、当社はその恩恵にあずかりました。Longhornでも、このような状況が生じるかどうかは分かりません。しかし、この画期的な製品が消費者市場に活気を与えることは確かです。

--現在、業界では何がトレンドとなっているのでしょうか。Longhornが利用できそうなものはありますか。

 引き続き、インターネットとその境界線上にある技術に注目が集まっていると思います。もちろん、Longhornはこうした動向をおさえたものとなります。検索、視覚化、マッチング技術も盛り上がっています。具体的には、デジタルエンターテインメントや、ユーザーの関心に合った製品を提案する技術、インターネットと新たな領域の融合などです。Longhornはこうしたトレンドのど真ん中をつくものとなります。

--企業に関してはどうですか。企業にとってのLonghornの魅力とは何でしょうか。企業がLonghornを導入すべき理由を教えてください。

 企業に関しても、エンドユーザーが原動力になると思います。企業の意思決定者やIT担当者はエンドユーザーでもあります。そのような組織には普通、最新のリリースが導入されています。もっとも、重役クラスまでいってしまうと、自宅のPCに最新版は導入されていないかもしれません。

 エンドユーザーははずみ車のようなものです。重要なのは、このはずみ車を動かすこと、エンドユーザーを興奮させることです。新しいシェル、新しい視覚化機能、新しい整理・検索機能は、エンドユーザーをわくわくさせるものとなるでしょう。こうした機能はエンドユーザーの心をつかむはずです。ユーザーインターフェースもセクシーでクールなものに変わります。メディア機能の充実も、エンドユーザーを喜ばせるものとなるでしょう。

 IT担当者はいわば門番です。IT担当者がわくわくするか、あるいは眉をひそめるか。セキュリティと管理機能の強化は、IT担当者の心をつかむ可能性を秘めています。一方、企業の意思決定者が求めているのは、アプリケーションの相互運用性です。このように、Longhornはあらゆる人々を満足させる機能を備えています。それがはずみ車を動かすことになるのです。

--となると、個人ユーザーにLonghornの未来を託することになりませんか。

 Windows XPを含め、Windowsのメジャーバージョンを発売するときは、まず消費者のPCにそのバージョンのWindowsを搭載することが目標となります。この原則はLonghornでも変わりません。

--Microsoftはソフトウェアの販売方法を変えたのですか。以前はもっと、新製品の機能をアピールしていたのでは。

 確かに、製品や機能の話はあまりしなくなっています。重要なのは、当社にはより高度なフレームワークがあり、セキュリティ、信頼できるコンピューティング、そしてインフラに関するソリューションを提供できると伝えることです。今日の講演はそのよい例です。このようなこと、つまり1万1000人のIT専門家に向かって、当社の統合製品を使えば、クールなことができると呼びかけることは、Microsoftにしかできない芸当です。誰かがこの役を引き受けなければなりません。この会議の責任者は私ですから、今回は私がそのくじを引きました。もちろん、商談の席ではActive Directoryなど、個々の製品の話をすることもやぶさかではありません。あらゆるレベルで競争が行われているのです。

--先日、(Red Hat CEOの)Matthew Szulikとお会いになったそうですが・・・。

 そういう記事がCNETに出ていましたね。無論、コメントするつもりはありません。

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