マイクロソフトと日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月20日、2005年後半リリース予定のデータベース管理システム「Microsoft SQL Server 2005」を推進するため、大企業向け64ビットデータベース市場に対する取り組みを強化すると発表した。
具体的には、大規模/高可用性の検証体制強化、技術者育成プログラムの展開、ミッションクリティカルサポート体制の強化を進め、SQL Server 2005市場投入後の迅速なサーバ「Superdome」/SQL Server 2005環境の提供を目指す。さらに、関連ソリューション推進のため、SuperdomeとSQL Server 2005を活用したデモンストレーションの開発/公開を行う。
各取り組みの概要は以下の通り。
- 大規模/高可用性の検証体制強化:
Superdome/SQL Server 2005環境を対象に、レプリケーション、障害時フェイルオーバ、バックアップ、障害復旧などの検証や、拡張性を含めた性能検証を強化する
- 対応技術者の支援と育成:
技術者のスキル向上と情報共有を目的としたマイクロソフト技術者コミュニティ「Microsoft Technologyプロフェッション・プログラム」を国内展開する。コミュニティ活動に加え「SQL Server技術者トレーニング・プログラム」を実施し、SQL Server 2005出荷までに、SQL Server 2005ベースのシステム実装に精通した技術者をのべ300名以上育成する
- サポート体制の強化:
共同サポート部門に、専用のSuperdomeおよび「Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition」環境、大規模ストレージを導入した
- 関連ソリューションのデモンストレーション:
SQL Server 2005で強化された開発生産性、可用性、ビジネスインテリジェンスなどの新機能について、活用ソリューションのデモンストレーションを構築する。今後拡大が予想される無線ICタグ(RFID)と連携した企業販売システムのデモンストレーションも準備し、共同ビジネス提案も行う
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