NTTドコモは6月14日、1.7GHz帯対応のFOMAサービス基地局用装置と評価用携帯電話端末を開発し、本格的な評価試験を開始したと発表した。
現在、2GHz帯FOMAサービス用として導入している光張出タイプの基地局をベースに開発した。光張出タイプは、屋外の無線部とデジタル信号処理、保守監視等を担当する本体装置の2装置で構成され、装置間を光ファイバーで接続する基地局装置だ。屋外の無線部を交換すれば、さまざまな周波数帯に対応できるという特徴を持つ。そのため、本体装置をそのままに、屋外増幅変復調装置のみを1.7GHz対応にしている。携帯電話端末も、現行のFOMA端末に1.7GHz帯対応の無線モジュールを組み合わせて試作した。
国際的に3GPPにおいても、1.7GHz帯利用の詳細規格の検討が進められている。同社はFOMAサービスの需要増大に対応するために、1.7GHz帯の使用を要望しているところだ。
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