シャープは6月3日、65V型液晶テレビ「AQUOS」を8月1日に発売すると発表した。希望小売価格は168万円。価格面でもプラズマテレビ並みとすることで、大型薄型テレビ市場でのシェア拡大を目指す。
65V型は一般に販売される液晶テレビとしては世界最大の大きさだ。シャープは2004年10月の「CEATEC JAPAN 2004」で、65V型液晶テレビを世界で初めて公開した(関連記事)。ライバルのSamsung Electronicsは2005年3月に世界最大となる82V型の液晶パネルを公開しているが、商用化はされていない。
65V型液晶テレビ「AQUOS」 |
製造は三重県亀山市にある亀山第1工場で行う。45V型の製造ノウハウを生かし、映像処理回路を共通化したことなどでこの価格を実現した。当初の月産台数は300台となる予定だ。
デジタルハイビジョン放送の画質を落とさずに再生できるフルHDパネルを採用し、画質の美しさをアピールすることでプラズマテレビに対抗する。また、色の再現性を高めるため、青・緑・赤の波長に深紅を加えた「4波長バックライト」も新たに開発した。
この4波長バックライトは65V型の「LC-65GE1」の他にも、45V型「LC−45GE2」、37V型「LC−37GD6/7」、32V型「LC−32GD6/7」に搭載させている。
希望小売価格は、「LC−45GE2」が税込69万3000円、「LC−37GD6/7」が52万5000円、「LC−32GD6/7」が37万8000円となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」