日本ベリサインとビートラステッド・ジャパンは5月26日、SSL暗号化通信を実現するルート証明書の提供について、それぞれ個別にBSデジタル放送推進協会とライセンス契約を締結したことを発表した。
BSデジタルテレビ放送の双方向サービスでは、視聴者参加型の番組構成が可能な反面、第三者による盗聴やデータの改ざんなどが問題になってくる。今回のライセンス契約は双方向サービスにおいて、セキュアなSSL暗号化通信を実現するためだ。BSデジタル放送事業者は、日本ベリサインもしくはビートラステッド・ジャパンが提供するSSLサーバ証明書を用いて、安全な双方向番組の放送が可能となる。
両社は4月25日に地上デジタル放送推進協会ともライセンス契約を締結しており、SSL暗号化通信技術がインターネットだけでなく、より一般的なテレビ放送にも普及してきたことがうかがえる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」