Richard Henryは今年夏に潜水時間の新記録達成に挑戦する予定だが、その際レギュレータと潜水マスクのほかにビデオゲームを数本持参するつもりでいる。
この35歳になるダイバーは、7月にウイスコンシン州のアンドレア湖畔で連続7日間の水中滞在に挑戦する。同氏は暇つぶしの目的で、H2O Audioの防水型MP3プレイヤーやプレストーク通信方式の電話機のほか、読書用として水中用カバーに入れたPalmデバイスなど、多数のガジェットを持参することにしている。
同氏は、このほかにビデオゲームも数本持参する。
Henryの記録挑戦の準備を手伝うHoward Cooleyは、「安いプラスチック製のゲームがたくさんある。ジッパー付きのビニール袋に入れておけば遊べる」と述べている。
HenryはポータブルDVDプレイヤーも持って行きたい考えだが、今はまだ誰かが寄付するのを待っているところだ。
「サポートするダイバーがディスクを挿入し、Penguin Box(防水型コンテナ)のふたをして手渡すつもりでいる。ソニーにコンタクトしたがまだ返事は来ていない」(Cooley)
呼吸装置を使っての水中滞在記録は、テネシー州在住のJerry Hallが保持する5日間。
Henryがこれまでに記録した最長記録は12時間だ。今回の挑戦には、スポンサー集めと、ウイスコンシン州のMake-a-Wish基金への寄付金を集める目的がある。
ガジェットは冒険の必需品となっており、たとえば1990年代後半には、登山隊がエベレストの頂上からビデオで生中継をしたこともある。また昨年には、IntelがサーフボードにWi-Fi機能を搭載している。だが、Henryの場合、各種のデバイスは必要な娯楽を提供することになる。同氏は大半の時間を、水面下4.5メートルにある台の上で過ごすことになるが、今のところほかには魚を観察することぐらいしかない。
このような潜水記録挑戦には、かなり大がかりな準備が必要になる。サポート役のダイバーは、交替で7日連続Henryに付き添う。外部との連絡用に電話も用意される。またカメラを使って、Henryの映像と音を放送することもできる。
訓練も欠かせない。「ヨガなどで念入りにストレッチをする必要がある。スペースシャトルの乗組員が経験した準備訓練とほとんど同じようなことをする」(Cooley)
7日間の挑戦期間中、Henryは睡眠も取る。だが、フルフェイスの潜水マスクで安全を確保しているため、レギュレータが口からはずれるようなことはないという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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