私も熱心なソフトボールプレイヤーだ。ストレートの絶好球が来れば、誰でもホームランを狙って大振りすることくらい分かっている。
Apple ComputerのCEO、Steve Jobsもその点をしっかりと心得ている。Jobsは、ある株主からWindowsの次期バージョン「Longhorn」について意見を求められた際、決して慌てることはなかった。
同氏は米国時間21日に行われた年次株主総会の席上で、「(Microsoftは)臆面もなくわれわれを模倣している」と語った。
その点が最も顕著に現れているのは、Mac OS Xの次期バージョン「Tiger」が4月末に発売されるのに対し、Longhornの発売は1年以上も先という点だ、とJobsは指摘した。
「(Microsoftは)模倣品を作っているのに作業が遅い」(Jobs)
Jobsは、Appleの持つ先進技術の一部は特許で防御できるが、さすがにその全てを守ることは不可能だと述べた。
同氏は「技術革新こそ勝つための唯一の手段だ」と述べ、さらに「常に人よりも先んじていなくてはならない」と語った。
ここ最近、AppleとMicrosoftはお互いの製品に対し、批判的な発言を繰り返している。MicrosoftのWindows開発担当責任者Jim Allchinも先頃、真似しているのはAppleの方であることを示唆する発言を行った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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