ガートナージャパンは4月19日、05年第1四半期 (1-3月期) の「世界パソコ ン市場に関する速報値」を発表した。米ガートナーの調査によると、05年第1 四半期の世界パソコン出荷台数は、前年同期比10.3%増の5040万台だった。
米国市場は2.3%増と予想に反して低迷したが、欧州・中東・アフリカ (EMEA) 地域がこれを補い、出荷台数増に貢献した。ただ、企業需要については、全体的に予想を下回った。
世界パソコン市場ベンダー別順位では、米国市場の低迷のあおりを受けて10四半期ぶりに20%増を達成できず、13.7%増にとどまったデルが1位。以下、HP、IBM、富士通/富士通シーメンスの順で続く。
米国パソコン市場ベンダー別順位も、1位はデルだった。以下、HP、ゲート ウェイ、IBMの順で続くが、成長率はいずれも低め。ほぼすべてのベンダーが 期待はずれな結果に終わったなか、前年同期比45.1%増を記録したアップルコ ンピュータが、東芝を抜いて5位にランクイン。iMac、Mac mini、PowerBookの 好調が出荷台数をけん引した。
なお、数値はすべて暫定調査結果で、最終的な統計結果は、ガートナー「PC Quarterly Statistics Worldwide by Region」プログラムで提供する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」