NECは3月24日、インターネットサービスのBIGLOBEにおいて映像配信事業を強化すると発表した。映像ポータルサイトの「BIGLOBEストリーム」において動画広告の配信や映像コンテンツに関連したグッズの販売などを強化するほか、自社サイト内で動画配信を行いたい企業に対して配信プラットフォームを提供する。
同社の映像配信事業「BIGLOBEブロードバンド映像ポータル事業」は、企業向けに広告などの映像プロモーションを支援する「ブロードバンド映像マーケティングサービス」とコンシューマ向けに映像コンテンツの販売やウェブショッピングの環境を提供する「ブロードバンド映像コンテンツ&ECサービス」の2つ。
ブロードバンド映像マーケティングサービスはBIGLOBEストリーム上で企業のショートフィルムやスポンサードドラマなどを配信する。4月1日より広告メニューを体系化して提供する。ユーザーの属性に応じてメールマガジンなどを利用したキャンペーンも可能という。また、自社サイト内で企業紹介などの動画を配信したい企業には、配信基盤の提供やハウジングなども行っていく。
ブロードバンド映像コンテンツ&ECサービスは有料映像コンテンツを販売していくほか、大手テレビ通販事業者と共同でEコマースと連動した通販番組を配信する。また、動画コンテンツの関連グッズの販売も行っていく。
ネットレイティングスが2005年1月に行った調査によれば、BIGLOBEストリームのユニークユーザーは月間180万人で、動画ポータルサイトではYahoo!動画に次ぐ2位という。ユーザーの平均利用頻度は月間約3回で同1位とのことだ。
今後はサイトのリーチ力を高めるため、BIGLOBEストリームの映像を携帯電話でも見られる「ケータイBIGLOBEストリーム」の提供も予定している。ただし具体的な内容については「近日中に明らかにする」と述べるにとどめている。
NECでは事業目標として、2007年度にBIGLOBEストリームの月間ユニークユーザー数を1000万人に、ブロードバンド映像ポータル事業の売上高を200億円にするとしている。
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