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数字で見るデジタルキャンパス2004-2005 - (page 2)

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 興味深いことに、このカテゴリに入る記事はすべて夏休み以降に書かれたものだった。休暇中ならではの旅行の話題もさることながら、キャンパスで授業が行われていないからこそ日常との違いが目立った結果だともいえる。また、このカテゴリに属するテーマは、今後コラムを進めていけばデジタルカメラやiPodの新しい使い方なども紹介でき、新たなカテゴリとなるのかもしれない。

 次いで多かったのがインタビュー・レポートである。SFCの学生や先生へのインタビューや、実は夏休みに一度しか行くことができていない他のキャンパスのレポート、SFCの研究発表の場であるOpen Research Forum(ORF)の取材をした。一般的な話題というよりは、その人のプロジェクトや経験を詳しくお聞きした内容が多かったが、それでも南政樹先生にインタビューをしたデジタルキャンパスのインフラについてご意見を多くいただいた。

 ノートパソコンのアプリケーションやケータイによってネットワークのブラックボックス化が進む中で、インターネットで何ができるかという可能性を、キャンパス内での専門家の減少によって摘まないようにしなければならない。ブログやソーシャルネットワーキングサービスが日本でも普及し始めた中でのそんなメッセージは、SFCに限ったことではないということを表しているのではないだろうか。

 具体的なツールやソフトウェアに関する記事では、最も多かったのがメッセンジャーについての5本だった。思えば最初に書いた記事もメッセンジャーに関したものだったが、SFCの学生からすればごく当たり前の使い方にもかかわわらず、珍しがられることが多いテーマでもあった。

 ただし、この使われ方については、2005年度も同じように続いていくかどうかはわからない。学年が1つずつ代わり、上の世代がいなくなって下の世代が入ってくるからだ。新しく先輩になった人たちが後輩に、メッセンジャーでのコミュニケーションをどのように伝えていくか。またその後輩も、先輩からの教えをどのように紹介して自分のものにしていくか。

 あるいはメッセンジャーがケータイにお株を奪われてしまうかもしれないし、ソーシャルネットワーキングサービスがさらに活用されるかもしれない。僕がこのコラムで昨年追いかけてきたトピックだけに、メッセンジャーの利用がどう変化するのか、大変興味がある。

 僕自身で他のカテゴリよりも面白かったのがキャンパス・場所性のカテゴリで、4本にわたって書いている。ときには履修システムについての疑問をぶつけてみたり、あるときには教室を閉鎖してネットのつながる好きなところから学生が授業を受けられる「分散授業」の実験を思いついて、ブログを活用して実施してみたり。実際の場所でデジタル化が進んでいるキャンパスの姿なのか、インターネット上に構築するバーチャルなキャンパスなのか。「デジタルキャンパス」という言葉の意味を考えさせられたカテゴリでもあった。

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