Mozilla Foundationは、Firefoxブラウザの人気急上昇を受け、ソフトウェアスイートの開発を中止することにした。
Mozillaは米国時間10日、今後はMozilla Application Suite(コード名「Seamonkey」)向けの機能を開発せず、またバージョン1.8もリリースしないとする書簡をウェブサイトに掲示した。ただし、現行のバージョン1.7については引き続き開発者サポートを継続する。
2003年からフォーカスしてきたFirefoxと電子メールアプリケーションのThunderbirdへ今後も注力していくという。
Mozillaは今後もブラウザのFirefoxおよび電子メールクライアントのThunderbird開発に重点を置いていくことになる。
「われわれが(Seamonkey)1.8を出荷した場合、そのサポートも必要となる。しかし、FirefoxとThunderbirdのほかに、複数のプロジェクトをサポートすることは不可能な作業だ」(同書簡)
MozillaのFirefoxは、市場で圧倒的な優位を誇るMircosoftのInternet Explorerを脅かす存在として台頭しつつあるが、Mozillaによるプロジェクトの優先順位変更はその人気上昇を受けて発表された。Firefoxは、11月に正式版を公開して以来、これまでに合わせて2700万回近いダウンロードを記録し、Microsoftを守勢に立たせている。また、Thunderbirdのダウンロード回数も400万回を超えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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