野村総合研究所(NRI)は3月3日、テキストデータに含まれる個人情報を自動的に隠すことで情報漏えいを防ぐソフトウェア「TRUE TELLER 個人情報フィルタ」の販売を開始した。
企業の扱うテキストデータには、顧客の氏名、電話番号、メールアドレスといった個人情報が含まれている。こうしたデータをそのままの他部門や外部に渡すと情報漏えいのおそれがあるため、該当する部分を削除しなければならない。この処理を手作業で行うと、作業負荷が高いうえ削除漏れが発生しやすい。
TRUE TELLER 個人情報フィルタは、テキストデータから個人情報と思われる文字列を自動的に抽出し、マスク処理をかける。作業を自動化できるだけでなく、削除漏れの防止にもつながる。入力されたテキストデータを一括マスク処理するバッチ処理機能と、個人情報としての可能性があまり高くない文字列について人間が判断しながら処理を進める逐次処理機能を備えている。
対応OSは、Windows 2000/XP Professional、Windows Server 2003。対応データベース管理ソフトウェアは、JET 4.0、MDAC2.7 Microsoft Jet 4.0 OLE DB Provider。
価格は1ライセンス当たり60万円。バッチ処理機能付きの製品は80万円。初年度に80ライセンスの販売を見込む。
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