米Overture Servicesは3月1日(現地時間)、社名を「Yahoo! Search Marketing Solution」に変更すると発表した。なお、日本および韓国における社名変更は予定していない。米国における正式な社名変更時期は、来四半期(2005年4〜6月)はじめになるという。米国以外の社名変更時期は未定。
社名変更と共に米Overtureでは、これまでオーバーチュアブランドで提供していた検索連動型広告の「スポンサードサーチ」や、コンテンツ連動型広告の「コンテンツマッチ」などの広告商品に加え、Yahoo!にて提供している検索サービスの有料登録表示の運用を担当する。また、米サイト上に「アドバタイジング・ソリューションズ・センター」を新規に開設、広告主が同サイトを通じて「Yahoo! Search Marketing Solution」の提供するサービスを一括で利用できるようにするという。
米Overtureは、2003年10月に米Yahooに買収され、完全子会社となっている。日本国内のオーバーチュアは米Overtureの完全子会社だ。一方で、日本のヤフーは筆頭株主がソフトバンク(出資比率41.89%)で、米Yahooの出資比率は33.45%になっている。こうした資本関係から、「日本のオーバーチュアとヤフーの関係は親子というより親戚関係となる。そのため日本のオーバーチュアは、社名変更やヤフーが提供するサービスとの統合など、米国で発表された内容の影響を受けることはない」(オーバーチュア広報担当)としている。
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