検索広告を専門に手掛けるKanoodleは米国時間2月28日、広告とRSSフィードを組み合わせるためのセルフサービスシステム「BrightAds RSS」を発表した。同サービスでは、ウェブコンテンツと関連広告とを一致させるために、Kanoodleのキーワード広告システムを利用している。ブログ発行者はこのサービスを利用して、読者に配信するRSSフィードに広告リンクを組み込むことが可能だ。
同サービスを利用すると、ブログ発行者は、数百人、数千人単位の読者にRSSフィードを配信するためのシステムを用意する必要がなくなる。RSSフィードの配信はMoreover Technologiesの技術を使って行われる。
MoreoverのCEO、Jim Pitkowは「これはコンテンツの民主化だ」と述べ、さらに次のように続けた。「小規模な発行者が、自分のコンテンツから収益を得るか否か、また、得るとすればどのような方法をとるのかを検討するうえで、BrightAds RSSは1つの選択肢になる」
RSSフィードは、ニュースサイトや投資家、ハイテク企業が大変関心を持っている分野だ。RSSはすでに高い人気を誇っているが、同フォーマットを試している多くの個人/企業は、いまだに同技術を使って利益を上げる方法を見いだせないでいる。
Pitkowによると、KanoodleとMoreoverはRSSを使った広告のテストを半年以上前から行っており、両社とも利益を上げているという。同サービスは、読者が広告をクリックする度に、広告掲載者が広告料を支払う仕組みになっている。広告料は、KanoodleとMoreoverとブログ発行者の3者で分配する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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