ヤフー、独自のAPIを公開へ--オーバーチュアの名称変更も

Stefanie Olsen (CNET News.com)2005年03月01日 17時11分
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 ニューヨーク発--Yahoo共同創業者のJerry Yangは、同社の検索ネットワークがWebサービスの提供を開始すること、ならびに商用検索子会社が名称変更することを米国時間1日に発表すると見られている。

 同社はYahoo Search Developer Network(http://www.developer.yahoo.com)の設立を、当地で行われるSearch Engine Strategies Conferenceで明らかにする予定だ。ソフトウェア開発者は、このネットワークを使って、Yahooの検索機能を利用するアプリケーションを開発できる。同社はこのためにアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を提供する。このAPIを利用すれば、テキスト以外にも画像や動画、ニュース、ローカル検索が可能なアプリケーションがつくれる。

 さらにYahooは、20カ月ほど前に16億3000万ドルで買収したOverture Servicesの名称を変更する。新たな名称はYahoo Search Marketing Solutionsになる。

 Yahooがこの2つの発表を同時に行うのにはそれなりの理由がある。同社は、ソフトウェア開発者、広告主、ウェブユーザーの3者に取り入りたいと考えているが、今回の動きはそうした思惑を浮き彫りにするものといえる。ユーザー獲得競争が激しさを増すなかで、攻勢に出ようとするYahooにとって、まず業界の動向に影響力を及ぼす立場の開発者らにアピールすることが重要になる可能性がある。同社のライバルにあたるGoogleが検索分野の王座を奪ったのは、まさにこうしたやり方を用いた結果といえる。

 Yahooは、Overtureの名称を変更することで、マーケッターに対するYahooブランドの強化をねらうことになる。同社はまたAPIを提供し、検索サービスの開発者コミュニティの形成を狙う。同社は、このコミュニティからYahoo検索の魅力を高めるような興味深いアプリケーションが登場することを望んでいる。

 「検索はただのサービスではない。これはインターネットのインフラや、そのファイルシステムの一部になっている」と、Yahoo Searchの製品管理ディレクターEckart Waltherはインタビューのなかで述べている。「われわれはサードバーティが検索関連の付加価値サービスを開発しやすいようにしていく」(Walther)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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