ジャストシステムは3月1日、同社の文書作成ソフトウェア「一太郎」やグラフィックソフト「花子」などのヘルプモードデザインを変更するプログラムを2日から配布すると発表した。
3月2日の11時から同社ウェブサイトでプログラムを配布する。対象となる製品は、一太郎と花子のバージョン9以降と一太郎 for Linux、ATOKのバージョン12以降、三四郎のバージョン9と2005。
ジャストシステム製品のヘルプモード機能をめぐっては、同様の機能をワードプロセッサ用ソフトウェアで実現し、特許を取得していた松下電器産業から提訴されており、2005年2月1日に東京地裁で松下電器産業の訴えを認める判決が下されていた。判決ではジャストシステムによる特許権侵害を認め、対象製品の製造・販売禁止と在庫の廃棄を命じている。
ジャストシステムは、同社の他製品で実装されていた同機能をめぐる訴訟では同社の申し立てが受け入れられたことなどから、東京地裁の判決を不服として2月8日付けで東京高裁に控訴している。
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