Intelは米国時間20日、新しいデスクトップ用Pentium 4チップを発表した。これらの新モデルには、現行製品の2倍となる2Mバイトの2次キャッシュが搭載されたほか、ノートPC用チップ向けに開発された消費電力低減技術も採用されている。
Pentium 4の600シリーズに新たに加わる4種類のチップは、動作速度が3GHzから3.6GHzで、いづれにも800MHzのバスが採用されている。最上位モデルのPentium 4 660モデルの販売価格は1000基出荷時で605ドル、また630モデルは224ドルとなる。
同社はさらに、動作スピードが3.73GHzで1.066GHzのバスを持つPentium 4 Extreme Editionプロセッサの新モデルも発売した。同ファミリーのチップは、ゲーム愛好者や本格的なコンピュータマニア向けのマシンに採用されている。
Intelでは、第2四半期からはデュアルコアプロセッサの販売を開始することになっており、今回発表された新チップがある意味ではPentium 4シリーズ最後のチップになるかもしれない。デュアルコアプロセッサはシングルコアチップほど高速ではないが、2つの「頭脳」を持つことにより、全体のパフォーマンスが向上する。
ライバルのAdvanced Micro Devices(AMD)でも、デュアルコアチップの今夏発売と、Turionという省エネ型ノートPC用チップの新ファミリー投入を明らかにしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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