MontaVista Softwareは米国時間7日、携帯電話機メーカーや携帯通信事業者がLinuxオペレーティングシステム(OS)をこれまでより簡単に利用できるようにするためのプログラムを開始した。
MontaVistaは、通信機器をはじめとする特定用途のコンピュータに組み込み可能なLinuxの開発を専門に手がけている。同社はMotorolaやNEC、松下電器産業と提携しており、NTTDocomoも先ごろ、同社に300万ドルの投資を行ったばかりだ。
しかし、携帯電話機にさまざまなコンポーネントが搭載されていることを考えると、Linuxやその上位アプリケーションが個々の端末上で正常に動作することを確認するのは難しいと、同社のマーケティング担当バイスプレジデントPeder Ulanderは述べる。同氏によると、すべてのハードウェアとソフトウェアを1つの端末上できちんと動作させるには、通常16〜18カ月の期間を要するという。
こうした問題を取り除くために、同社はMobilLinux Open Frameworkを開始した。これは、相互運用を前提に設計されたソフトウェアとハードウェア(チップなど)を1つにまとめたもので、これを利用することにより、端末メーカーは統合作業に多くの時間を費やす必要がなくなる。
端末メーカーや携帯通信事業者は同プログラムを無料で利用できる。しかし、ハードウェア/ソフトウェアメーカーは、このアライアンスに参加するために、料金を支払う必要がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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