日本IBMは2月3日、2005年のシステム製品事業の戦略とブレードサーバ製品の新ラインアップを発表した。
戦略について、日本IBM 執行役員システム製品事業担当に就任した出澤研太氏は、「サーバ、ストレージ市場における強力なブランドを維持し、製品の高い技術力とともに、顧客の視点に立ったソリューションを提供していく」と語った。この方針の一環として、企業の経営者をはじめとしてあらゆる顧客が仮想化などの先進技術について直接説明を受けることができる「IBM システム・コンピテンシー・センター」が4月に箱崎に開設される。これは、晴海、箱崎などに散在していた検証施設を箱崎に統合したものだ。
日本IBM 執行役員システム製品事業担当に就任した出澤研太氏 |
7期連続トップシェア(56%)のブレードサーバ分野については、低価格モデルを加えるなど、新たな製品を続々と投入していく。また、IBMシステム製品の売上の60%はビジネスパートナーとの提携によるもので、こうしたパートナー戦略にもさらに力を入れていく。
こうした戦略を推し進めるブレードサーバ製品の新ラインナップとして、2モデルが発表された。1つは、低価格で短い納期を特徴とする「BladeCenter Expressポートフォリオ対応モデル」で、もう1つは、消費電力が通常のサーバに比べおよそ50%削減される「EM64T対応低消費電力モデル」だ。
製品の概要は以下の通り。
BladeCenter |
【BladeCenter Expressポートフォリオ対応モデル(8677-PBT)】
【BladeCenter HS20 Expressポートフォリオ対応モデル(8843-PCF)】
【BladeCenter HS20 低消費電力モデル(8843-LTJ)】
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