Sir Tim Berners-Leeが、14年前に今日のようなインターネットの土台を敷いた功績により、「Greatest Briton 2004」を受賞した。
ロンドンで現地時間27日夜に開催された授賞式には、政治家をはじめあらゆる分野の有名人が参加したが、このなかでBerners-Leeは合計7名の受賞者のうち最高位に輝いた。今年の受賞者には、オリンピックで2個の金メダルを獲得したKelly Holmesや建築家のSir Norman Fosterの名前もあった。
Berners-Leeは科学部門で同賞を受賞、2万5000ポンド(約4万7161ドル)の賞金を獲得した。同氏は授賞式には出席しなかったが、ビデオメッセージで感謝の意を表した。
「これまでコンピュータ関連の受賞経験はあるものの、英国人であることで賞を手にしたのは初めてだ」(Berners-Lee)
Berners-Leeにとって、この賞はめざましい12カ月の締めくくりを飾るものとなった。Berners-Leeは昨年爵位を授与され、またCNET U.K.の生涯功労賞(lifetime achievement prize)も受賞している。
WWWの考案者であるBerners-Leeは昨年、フィンランド技術賞財団からミレニアム技術賞(Millennium Technology Prize)も受賞した。2002年には、Prince Philipから英国王立技芸協会のアルバート賞(Albert Medal)も授与されている。
Berners-Leeは近年、米国のマサチューセッツ工科大(MIT)を主な拠点としているが、英国人であることの誇りも表している。
Berners-Leeは2002年にも、BBCのGreatest-ever Britons賞にノミネートされたが、この賞は最終的にWinston Churchillの手に渡った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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