Googleが、Mozilla Foundationでオープンソースウェブブラウザ「Firefox」の開発に携わったメンバーを複数迎え入れている。Googleが、MicrosoftのInternet Explorerに代わる独自のウェブブラウザを開発中だという憶測が飛び交っているが、こうした動きはこの憶測を裏付ける証拠であると考えることもできる。今週に入り、Ben GoodgerがGoogleで働き始めたことを自身のブログで明かしたが、今度はMozillaの開発者Darin Fisherが、Googleに転職したことを自身のブログにつづっている。GoodgerはMozillaの従業員としてFirefoxの開発を指揮してきたのに対し、GisherはIBMで働きながらバックエンドのインフラ整備に貢献した。2人とも、Mozillaのプロジェクトに関わり続けると言う。Mozillaには現在約20名のコアスタッフと約60名のボランティアがいる。
一方でMozilla側は、これを特筆すべき話ではないとする。Mozillaの「 Chief Lizard Wrangler (トカゲ世話役主任) 」という肩書きをもつMitchell Bakeは「Mozillaプロジェクトの世界では人の異動は珍しいことではない」と自身のブログのなかで述べている。「Mozillaプロジェクトの中には、ある企業から別の企業へと移った人はたくさんいる。IBM、Novell、Sun、Red Hat、Oracleなどの企業がその例だ。そして最近はGoogleの社員のなかにもMozillaプロジェクトに貢献している人がいる」(Bake)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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