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ダブルクリック、携帯電話向けサイトの総合支援ツールを発売

別井貴志(CNET Japan編集部)2005年01月19日 19時48分
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 ダブルクリックは1月19日、統合型モバイルマーケティングツール「MobileMK」を正式に発売開始した。

 MobileMKは、2004年10月にダブルクリックが34%を出資して資本・業務提携した大阪発のベンチャー企業であるインフェイズが開発した製品で、ダブルクリックが独占的に販売する。ダブルクリックの代表取締役社長 CEOの中山善光氏は「この1年半にわたり米国ダブルクリックの製品ではない日本独自の製品を投入することに注力してきたが、それが実を結び電子メールマーケティングソフトウェアのClickM@ilerに続く第2弾の独自製品を発売することができた」と語った。

ダブルクリック代表取締役社長 CEOの中山善光氏(左)とインフェイズ代表取締役社長兼CEOの稲田光造氏(右)

 この製品の最大の特徴は、モバイルサイトの構築から空メールなどのモバイルプロモーションの実行、モバイル広告の効果測定、アクセス解析、会員データベースの自動構築、ターゲット別メール配信、モバイルリサーチまで、モバイルでのユーザアプローチに関するあらゆる機能を網羅していることだ。

 コンテンツの作成は、ブラウザーからフォームにしたがってテキストなどを入力していくだけで簡単に構築できるコンテンツマネージメントシステム(CMS)なので、マーケティング担当者でもすぐに作れる。一度コンテンツを作成すれば3キャリア(iモード、EZweb、vodafone)全機種に対応したモバイルサイトのページが自動生成されるうえ、アクセス解析や効果測定用のタグも自動的に付く。そのため、ページ作成と同時にリアルタイムでグラフィカルなサイト内のユーザ経路分析や、プロモーションによるユーザー獲得コストを始めとする費用対効果の測定などが可能だ。

 また、こうした分析や解析結果から顧客データベースを利用して、特定のユーザーにターゲットメールを配信するといったこともできる。

 さらにMobileMKは、ASP型とサーバ(自社導入)型の2タイプに分かれているので、短期的なキャンペーンにASP型を利用したり、サーバ型を使う前にASP型で試してみたりという具合に、モバイルサイトを利用したい企業の目的などによって選択できる。

 価格は、ASP型の初期費用が30万円で月額費用20万円(50万ページビューまで、メール配信数10万までなどの制限があり超過分は課金、最低契約期間は6カ月間)。サーバ型のライセンス費用が400万円、初期費用が100万円で、このほかサポートと保守費用としてライセンス費用の20%が毎年かかる。

図:MobileMKと競合他社製品の機能比較(クリックすると拡大します)

 いわゆるモバイルマーケティングツールと呼ばれる製品では後発となるが、「1つの製品でモバイルプロモーションにおけるすべての機能を網羅している製品は他にはない。企業がモバイルサイトを本格的に運営しようとする動きが顕在化してきている今、そうした企業のニーズをすべて満たす製品だ」(中山氏)として、2005年には100社へ導入し売上高5億円を見込む。すでに、家電販売大手のノジマがサーバ型の導入を決めており、金融やEC分野からの引き合いが強いようだ。

 また、開発元のインフェイズはダブルクリックと協調して飛躍するために、本社を東京のダブルクリックと同じビルに移転して社員も全員引っ越した。同社の代表取締役社長兼CEOである稲田光造氏は「MobileMKの開発は英語ベースなので多言語化しやすく、中国や香港など海外への展開も視野に入れている。ライバル製品はリクルートから分社新設したネクスウェイの『MO-ON』(ムーン)と考えているが、今後はカート機能や決済機能などモバイルサイトに求められる機能をさらに追加していく予定で、統合型の強みを活かしていく」と自信を見せた。

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