2004年第4四半期および通年のPC出荷台数、引き続き首位はデル

Michael Kanellos (CNET News.com)2005年01月19日 18時52分
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 調査会社2社が発表したレポートによれば、欧州の企業顧客への販売が順調だったことが追い風となり、2004年第4四半期のPC出荷台数は、二桁成長を遂げたという。

 調査会社IDCのレポートによると、世界のPC出荷台数は第4四半期に13.7%増加したという。その一方でGartnerは、世界のPC出荷台数が同四半期に10.9%増加したと発表した。

 IDCによると、2004年通年でのPC出荷台数は前年比14.7%増の1億7750万台を記録したという。一方Gartnerは、2004年のPC出荷台数は1億8900万台で、前年より11.8%増えたと発表している。両社ともデスクトップ、ノートPC、非RISC系サーバの出荷台数を合計しているが、計算方法が微妙に異なる。両社が発表した年間出荷台数は、それぞれが年初に発表した予測値とほぼ一致した。

 出荷台数の増加に大きく貢献したのは、ここ数年動きのなかった企業顧客だ。これは、Y2K問題対策で新しいPCを購入した企業が、ここへきてPCを買い替えているためである。また強いユーロのおかげで、欧州の企業や消費者も、ますます多くのPCを購入するようになっている。

 「Y2K問題対策でPCを購入した人の買い替え需要は2003年頃に発生するものと予測されていたが、この動きが遅れた」とGartnerのCharles Smuldersはいう。Y2K問題対策で販売されたPCの買い替え需要は2005年前半まで続き、その後は徐々に衰えていくものと見られる。

 結果として「2005年は2004年ほど出荷台数は増加しないだろう。今年後半には買い替え需要がひと段落する」とSmuldersはいう。

 大幅な値下げが行われたにもかかわらず、業界全体の売上高は増加したようだ。これは、出荷されたPCの大半がノートPCだったためである(一般的に、ノートPCの方がデスクトップよりも値段が高い)。2003年は出荷台数が11%伸びたのに対し、売上高は横ばいの1750億ドルだったとIDCはいう。

 第4四半期にPCの出荷で成功を収めた企業としては、DellとAcerが挙げられる。Dellは、米国と世界の両市場でリードを広げることに成功した。また出荷台数が34%増加したAcerは、年間出荷台数で世界第5位まで順位を上げている。

 IDCによると、Dellの第4四半期における世界出荷台数は21.1%伸び、同社の全世界での市場シェアは17%になったという。また通年では出荷台数が23%増加し、市場シェアは17.9%となった(Gartnerが発表した市場シェアはこれよりわずかに低いが、成長率はほぼ同じだった)。

 また同社の米国内における市場シェアは、第4四半期が33%、通年では33.1%だった。これは、米国向けに出荷されたPCの3台に1台がDellの製品だったことを意味する。

 GatewayとApple Computerの2社も盛り返したが、両社の世界および米国内でのシェアは低く、全体の順位付けに大きな影響を与えなかった。IDCによるとAppleの世界シェアは、2%前後で推移しているという。GatewayとAppleの米国内におけるシェアはそれぞれ6.4%と3.3%だった。

 一方で、Hewlett-Packard(HP)の世界および米国内での市場シェアは減少した。IDCによると、同社の世界におけるPC出荷台数は第4四半期に9%、通年で12%増えたが、どちらの数値も市場全体の伸び率よりは低いという。

 また同社は、米国内でも市場の成長に追いつけなかった。同社は2003年第4四半期に第1位に輝いたが、その後は4期連続でDellの後塵を拝しており、その差は開くばかりだ。

 HPの世界および米国内における市場シェアはそれぞれ約16%、約23%となっている。

 IBMは、第4四半期および通年で引き続き世界第3位の座を維持したが、GatewayとeMachinesの合併が影響し、米国内での順位は4位に後退した。IDCとGartnerの両社は、IBMの販売台数がLenovoとの合併発表後にわずかに減少した後、企業顧客が年間予算の消化を急ぐ12月後半に再び上向いたと説明している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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