セプテーニとファイナンス・オールは、金融業界向けインターネット広告代理店事業を展開する合弁会社の設立で基本合意に達した。セプテーニが1月19日に明らかにしたもの。新会社の資本金は1億円で、セプテーニが51%、ファイナンス・オールが49%出資する。両社が同数の取締役を指名する予定。2月中に設立できる見込み。
ファイナンス・オールは、金融商品の比較サイトを運営する企業。保険情報サイト「インズウェブ」とローン商品の比較/検索サイト「イー・ローン」には、都市銀行/信託銀行(7行)、地方銀行(14行)、ノンバンクなど(32社)、生命保険会社(9社)、損害保険会社(12社)が参加している。
さらに、ファイナンス・オールは、子会社の事業としてリース事業、住宅ローン事業、保険代理店事業など複数の金融サービスを提供しており、「業務提携などを通じさまざまな金融機関に幅広いチャネルがある」(両社)。
セプテーニは新会社設立を機に、比較サイトなどファイナンス・オールが展開する各種サービスとの連携を図る。「主力事業である各種ネット広告媒体販売との相乗効果を生み出すことで、顧客企業に新たな付加価値を提供していく」(両社)とする。
「インターネット広告代理店業界において、このように金融分野に特化した代理店業者はほとんど例がなく、新会社は極めてユニークな企業として誕生する」(両社)
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