シマンテックは1月13日、遠隔操作ソフトウェアの新版pcAnywhere 11.5を発表した。対応OSや周辺機器を拡充したほか、官公庁や金融機関で要求される基準のセキュリティ機能も追加したという。ライセンス版は1月20日に、パッケージ販売のホスト版およびコンプリート版は1月21日に発売する。
pcAnywhereを使用すると、各種OSの動作する機器から、ほかの機器をネットワーク経由で遠隔操作できる。対応OSは、Windows、Linux、Windows Pocket PC、Pocket PC Phone Editionなど。新版では、Windows Pocket PC/Pocket PC Phone Edition機器から遠隔操作するpcAnywhere Mobile、Linuxシステムを遠隔操作するpcAnywhere Linux Host、JavaベースのウェブインターフェースでWindowsおよびLinuxシステムを遠隔操作するpcAnywhere Web Remoteを新たに用意した。
セキュリティ面の強化としては、FIPS 140-2(レベル1)認証を取得したAES暗号化(256ビット)の採用がある。そのほかに、ホストアドレスブロッキング、デフォルトでのログイン情報暗号化、RSA SecurID認証など13種類の認証方式、シリアライゼーション、パスワード設定、インテグリティチェック、接続可能なTCP/IPアドレスや下位ネットワークの指定、TCP/IPブラウズリストにpcAnywhereホスト機を表示させない機能も追加した。
税込み価格は以下の通り。
【Symantec pcAnywhere 11.5 ホスト&リモート(コンプリート版)】
【Symantec pcAnywhere 11.5 ホスト版】
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」