平成電電は1月6日、オフィスビルや集合住宅向けの直加入電話サービス「ビルCHOKKA」を発表した。サービス開始は3月1日からの予定だ。
ビルCHOKKAは、利用されるビル内に小型のRTを設置し、NTTの局舎から光ファイバーで接続することで通信コストを削減するというもの。従来の「CHOKKA」ではRTをNTT局舎内に設置し、加入者とはNTTから借り受けたメタル線で接続していたため、平成電電は加入回線分のドライカッパを借り受ける必要があった。今回、韓国サムスンと共同開発した小型で低価格のRTを利用することでドライカッパの借り受けが不要となり、コストの大幅削減を実現した。
1台のRTを利用して、隣接ビルの加入者へのサービス提供も予定されている。また、光収容等の理由で従来の「CHOKKA」やADSLなどを利用できなかった地域でもサービスの導入が可能になる。局舎からは光ファイバーで接続し、至近に設置されたRTと接続するため、ADSLサービスを利用する場合でも距離による伝送損失が少なく、より速度のあるADSLサービスが提供可能だ。
月額基本料金は、法人アナログの場合は税込みで1680円、個人アナログの場合税込みで945円の予定。初年度契約件数は6万回線、売り上げ20億円を目標としている。また、このサービスをビジネスモデル特許申請中だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス