Microsoftは、Citrix Systemsとの間で締結していた技術共有に関する契約を拡大した。新しい契約には、5年間にわたる特許技術のクロスライセンス契約も含まれる。
米国時間21日の発表によると、Citrixは今回の合意に基づき、2007年に登場予定のWindows Serverオペレーティングシステム(OS)の次期バージョン「Longhorn」のソースコードにもアクセスできるようになるという。
CitrixはMicrosoftの技術にアクセスしながら、Microsoftの「Windows Terminal Server」上で稼動するサーバアクセスソフトウェア「Citrix MetaFrame Access Suite」の最新バージョンを開発していく予定だと、両社は述べる。
今回のCitrixとの契約は、ソフトウェアメーカーとのクロスライセンス契約を推進しようとするMicrosoftの戦略とも合致する。Microsoftは、特許侵害などの知的所有権関連の争いを避けるため、このような契約を大手技術ベンダと締結していく考えだ。
両社は、今回の契約のメリットとして、より連携機能が強化された製品をユーザーに提供できることや、MetaFrameの将来バージョンの開発がスムーズに進められることを挙げている。
Microsoftは先週、デザインソフトウェアメーカーAutodeskとのクロスライセンス契約を発表したばかりだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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