フォトレポート:松下プラズマディスプレイ、茨木第2工場を公開

永井美智子(CNET Japan編集部)2004年12月22日 10時00分

 松下プラズマディスプレイは12月16日、大阪府茨木市にある第2工場を報道陣に公開した。同工場は12月より生産体制を強化し、生産能力を2.5倍の月産10万台に引き上げている。

  茨木第2工場はプラズマディスプレイ(PDP)のパネル製造からテレビセットの組み立てまでを1カ所で行う工場。建物の4階で背面板を、3階で前面板を製造し、2階で背面板と前面板を貼り合わせてパネルを組み立てる。1階ではテレビセットの組み立て、検査をして出荷する。生産工程はブラックボックス化されており、テレビセットの組み立て/検査工程のみ写真撮影の許可が下りた。

  生産方式には1枚の大型パネルから複数枚のテレビ用パネルを取り出す多面取り方式を採用し、第1工場に比べて投資生産性を2.4倍に引き上げている。

第2工場の全景:4階建てで延床面積は7万5000平方メートル。人員は850名、総投資額は600億円。37型から65型までを製造している。

テレビセット組み立て工程:セル生産方式を採用し、手作業で周辺回路などを取り付けていく

エージング工程:安定して映像が出力できるよう、PDPに特殊な波形の電圧を加える

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