アスク ジーブス ジャパンは12月16日より、同社の提供する検索サイトAsk.jp上に、新たな機能となる「スマートアンサー」を追加する。ユーザーの入力したキーワードから、ユーザーが一番希望していると思われる情報を探し出し、検索結果の一番上に別枠コンテンツとして表示するもの。コンテンツは、同社の提携したコンテンツプロバイダから提供される。
同社は今年8月より検索サイトAsk.jpのベータ版を公開していたが、2005年1月中旬の本格サービス開始に向けて一足早く新機能を提供し、サイトの充実をはかる。この機能の追加により、ユーザーは「検索キーワードに最適なコンテンツが一発で入手できる」と、アスク ジーブス ジャパン代表取締役社長兼CEOの塩川博孝氏。例えば「航空券 予約」と検索ワードを入力した場合、提携コンテンツプロバイダである国内線.comより、フライトの空席・運賃照会や予約購入ができるコンテンツが表示される。スマートアンサーで提供される情報の下には、通常の検索結果が表示される。
アスク ジーブス ジャパン 代表取締役社長兼 CEO 塩川博孝氏 |
塩川氏は、「今の検索サービスは、あまりにも検索結果が多すぎる。選択肢を多く提供するのは、実はあまりユーザーフレンドリーではない。スマートアンサーは、一般消費者が探しにくいコンテンツを一発で提供できるようなシステムだ」と、新機能について説明する。
「検索結果をひとつひとつクリックしつつ、希望する情報に辿り着く方法もあるが、特に検索初心者にとってはズバリ答えを出してくれるサービスのほうが使い勝手が良い。同機能は、ナレッジベースの情報を提供できるのが差別化のポイント」と塩川氏。さらに同氏は、「インターネットの理想は、URLのない世界。スマートアンサーはその世界に近づくための第一歩だ」という。
アスク ジーブス ジャパン取締役兼COOの樋口将嘉氏も、「とにかく多くの情報がほしいという人と、的確な情報がひとつだけあればいいという人がいる。Ask.jpの提供するサービスは、後者をターゲットとしたものだ。また、ユーザー自らがキーワードを複数入力しなくても、検索結果で絞り込みキーワードも提供するため、そのキーワードから絞り込むこともできる」と述べ、初心者にとって使いやすい検索サービスであることをアピールする。
同機能が追加される16日よりコンテンツの提供がはじまるのは、天気情報(提供・気象サービス)、占い(マリィ・プリマヴェラ)、音楽コンテンツ(提供・Listen Japan)、料理レシピ(提供・オレンジページ)、国内航空券(国内線ドットコム)の5分野。12月後半からは、気象サービスのゲレンデ情報も追加される。塩川氏によると、今後も四半期ごとに3〜4のコンテンツプロバイダと契約し、サービスを充実させていくという。
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