Microsoftは、Outlookの電子メールやカレンダー機能、さらにはメール保存用として2Gバイトのディスク容量を利用できる、個人ユーザー向けサブスクリプションサービスの試験運用を開始した。
このサービスの名称はMicrosoft Office Outlook Live。同有料サービスのユーザーは、Outlookを使ってHotmailの電子メールやカレンダー、連絡先情報を管理できる。現在のベータ版では、電子メール保存容量が2Gバイト、個々のメールに添付できるファイル容量の上限がダウンロード版Outlookと同じ20Mバイトになっている。
先週からテストが始まった同サービスは、Microsoftが現在MSN Premiumサービスの一部として提供するOutlook Connector機能と類似している。なお、同社は現在MSN Premiumサービスを月額9.95ドルで提供している。
同社の関係者はOutlook Liveについて、独立した有料サービスになると述べたが、具体的な金額には言及しなかった。同社ではOutlook Liveを2005年前半にリリースしたいと考えているという。
MicrosoftがOutlook Connectorを初めて披露したは、2003年7月に開かれた金融アナリストとの会議で、同機能は2003年末にリリースされたMSN Premiumサービスに追加されている。
新サービスとOutlook Connectorの主な違いとしては、Outlook ConnectorがOutlook 2002あるいはそれ以降のバージョンのOutlookの利用者を対象に提供され、サービスにOutlookそのものを含まないのに対し、Outlook Liveの契約者にはパッケージの一部として、Outlook 2003のサブスクリプション版が提供される点が挙げられる。
Microsoftは、Outlook Liveをリリースする頃までに追加機能も用意したいと述べている。同社は長期間に渡り、同プログラムに関する情報をFlashアニメーションの形でウェブサイトに掲載してきた。
Outlook Liveに関する詳細情報の一部は以前、Beta Newsというニュースサイトで取り上げられていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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