KDDIは、日本SGIの提供するモバイルユビキタス・サーバ「ViewRanger」を利用した「KDDIモバイル映像配信ソリューション」において、動画・音声の視聴中に携帯電話からライブカメラを遠隔操作を可能にしたと発表した。
同ソリューションは、ライブカメラの映像をCDMA 1X WIN対応の携帯電話に配信するというもの。従来は定点観測的にカメラの映像を受信し、視聴するだけだったが、今回の機能拡張によってユーザーが携帯電話を利用してリアルタイムにカメラの撮影方向の変更をすることができるようになった。視聴する側の要求に応じた映像確認が可能になり、より本格的なモバイル監視をシンプルな設備構成で実現できる。
このソリューションを利用する場合、企業は配信用のサーバを用意する必要はない。MPEGリアルタイムエンコーダを搭載したUnix対応のマイクロエンコード・サーバを基盤としたViewRangerが携帯電話への配信に対応した。そのため、ライブカメラの映像を、ViewRangerを通してKDDIの運営する「au動画配信ホスティングサーバ」を利用することで、簡単に携帯電話へ配信できるようになった。
また、動画を視聴するユーザーは、同社の提供するパケット通信定額サービス「ダブル定額」を利用することで、大容量の映像視聴を定額通信料金で利用できる。サービスは2005年1月下旬から提供される予定だ。
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