メディアシークは、カメラ付き携帯端末向けOCRエンジンと辞書データとを連携させる機能を開発した。同社が12月3日に明らかにしたもの。同機能を使用すると、カメラ付き携帯電話で印刷物などの英単語を撮影し、翻訳結果を画面に表示するといったアプリケーションの開発が可能となる。
同機能は、携帯電話のカメラから取り込んだ画像をBREWエクステンションで実現したOCRエンジンにかけて文字を抽出し、認識処理を行い、認識結果と辞書データを照合する。誤字や焦点ズレなどで正しく認識できない場合には、辞書データを使って近い単語を類推/選択する機能も備えている。「このように処理することで、ユーザーはストレスなくOCR機能を利用できる」(同社)
今後、同社は辞書製作会社などと提携を進め、組み込み用ソフトウェアコンポーネントとしての販売、OCRと辞書を活用したアプリケーションの開発/提供を推進するとしている。
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