SAPジャパンなど5社、SAP製品のオープンソース対応推進で協力

ニューズフロント2004年11月24日 14時27分

 SAPジャパンと住商情報システム、ビーコン インフォメーション テクノロジー(ビーコンIT)、ノベル、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の5社は、SAP製品のオープンソース対応を推進する組織「SAP/MaxDBコンソーシアム」を設立した。SAPが11月24日に明らかにしたもの。

 同コンソーシアムでは、mySAP ERPを始めとするSAP製品のエンジン、スウェーデンMySQLのオープンソースデータベース管理ソフトウェアMaxDB、ノベルの販売するNovell SUSE LINUXを対象とする。これらのソフトウェアを組み合わせて導入を行う場合の稼働検証や、Linux OS上でSAP製品を動作させるためのノウハウの普及/推進のために、プラットフォーム提案、MaxDBおよびLinux OSの技術支援、導入手順書の作成、コンサルタント向けLinux OS導入教育、SAP R/3 Templateアプリケーション導入/動作確認を行う。

 各社の役割は以下の通り。

  • SAPジャパン:
    自社製品のサポート
  • 住商情報:
    システムインテグレーション、アプリケーションテンプレートの提供
  • ビーコンIT:
    MaxDBを始めとしたデータベースのサポート
  • ノベル:
    Novell SUSE LINUX Enterprise Serverのサポート
  • 日本HP:
    Itanium2およびx86搭載Integrity/ProLiantハードウェアのサポート

 なお、同コンソーシアムは共同動作検証を実施し、バックアップ環境、監視/管理ツールなどを含め、総合的な運用環境で実検証を行う。さらに、クラスタリング環境や統合運用管理ツールなどとの統合環境での各種運用検証、パフォーマンス比較、同一ハードウェア上での異なるOSとデータベースの組み合わせによる比較なども予定している。

SAPジャパン

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