ネットプライスは、旅行予約サイトを運営するクーコムの株式20.1%を2億8500万円で取得し、オンライン旅行事業に参入する。ネットプライスが11月15日に明らかにしたもの。株式取得は、第三者割当増資の引受と既存株主からの株式移動により、12月上旬までに実施する。
クーコムは、宿泊施設予約サイトのトクートラベルを運営する企業。同サイトの会員数は50万人以上で、「日本最大のインターネット直前割引旅行予約サイト」(ネットプライス)という。設立は1998年で、資本金は7620万円。
一方、ネットプライスは、インターネット上で通信販売サイトを運営している。1999年設立で、資本金は11億1243万円。
ネットプライスはクーコムと資本関係を構築し、旅行事業に参入する。同時に、トクートラベルを提携媒体として利用し、同サイトの利用者を対象とした商品販売サービスを開始することで、販売力の強化を図る。クーコムは、旅行商品をネットプライスの自社メディアおよび各提携メディアで販売する。将来的には、ネットプライスの共同購入サービス「ギャザリング」を活用した集客により、新たな旅行商品の開発が可能になるなど、販売力の強化が期待されるという。
ネットプライスとクーコムは、2004年末までにネットプライスのウェブサイトで旅行商品の販売を開始する。2005年初頭には、ネットプライスのモバイルサイト上で販売展開を始める予定。
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