米エネルギー省は、高速ネットワーク技術InfiniBandをサポートするLinuxソフトウエアの開発を支援するため、同技術を推進するコンソーシアムに資金提供した。
同省は米国時間9日、ピッツバーグで開催中のスーパーコンピューティング・カンファレンス「SC2004」で、この3年間にわたるプロジェクトはチップメーカーIntelと、InfiniBand機器メーカーのVoltaireやTopspin Communicationsのプログラマを援助するためのものだと述べた。プログラマらは、オープンソースでのInfiniBandサポートを推進するOpenIB Allianceの取り組みに参加する。
InfiniBandは、大量のサーバを接続して高性能クラスタを構築するための技術。同技術は、世界で2番目に速いスーパーコンピュータであるSilicon Graphicsの「Columbia」でも採用されている。またInfinibandは、外部ストレージとの接続にも利用できる。
しかし、InfiniBandハードウェアドライバは機器メーカーがそれぞれ別個に用意しなければならず、このことがLinuxクラスタでのInfiniBandの採用を阻害している。InfiniBandハードウェアメーカー大手4社も参加するOpenIB Allianceでは、単一のオープンソースドライバを構築し、標準Linuxカーネルの一部にしたいと考えている。
エネルギー省は、資金提供額を明らかにしていない。OpenIB Allianceのメンバーは、8人〜10人のフルタイムプログラマを雇ってソフトウェアの開発にあたらせるには十分な額だろうと述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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