マイクロソフト、スパコン用Windows Serverを披露

Ina Fried(CNET News.com)2004年11月09日 16時23分

 Microsoftが米国時間8日、次期バージョンのWindows Serverを披露した。この新しいオペレーティングシステム(OS)は、政府や企業がPC同士をつなげてクラスタを構成し、スーパーコンピュータを構築できるように設計されたものだ。

 Microsoftは、ペンシルバニア州ピッツバーグで開催中のSC2004スーパーコンピューティング・カンファレンスで同OSのデモを行い、正式名称が「Windows Server 2003 Compute Cluster Edition」になったことを発表した(これまで同社は、同製品を「Windows Server HPC Edition」と呼んできた)。Microsoftは、同OSの価格やパッケージ内容について、まだ最終的決断を下していない。

 Microsoftによると、新OSは現行の「Windows Server 2003」をベースに開発されたという。新製品は、クラスタやネットワークに関連した各種標準をサポートする他、統合ジョブスケジューラ、クラスタリソース管理といった機能も備えている。同製品は、2005年後半に出荷される予定だと同社はいう。

 CNET News.comが最初にレポートしたように、Microsoftは今年初めからこのソフトウェアの計画を進めてきた。同社は6月に、高性能コンピューティング分野向けのWindows OSを開発中であることを認めている。

 Microsoftは、今月後半にも複数のパートナー企業にソフトウェア開発キットを配布し、新しいOSに対応したアプリケーションを構築し始められるようにすると述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]