ウェブセキュリティ会社ScanSafeの調査結果から、第2四半期に最も多かったハッカー攻撃は、Microsoft Internet Explorer(IE)の脆弱性を利用したものだったことが明らかになった。
ScanSafe(本社:英国・ロンドン)によると、第2四半期は、IEのセキュリティ欠陥を利用してコンピュータに悪質なプログラムをダウンロード・インストールしようとする「Exploit.HTML.Mht」による攻撃が最も多かったという。この攻撃を受けた組織の数は、他の攻撃の2倍近くに上っていたと、ScanSafeは述べている。
「われわれが驚いたことの1つは、脅威の増加率だ。四半期ごとに15%ずつ増えており、脅威は実に増大している。最初に悪用されるのはブラウザの脆弱性だ」とScanSafeのディレクターRoy Tuveyは述べる。
ScanSafeの調べで、ウイルス攻撃の21%は水曜日に、6%が週末に発生していることが分かった。ScanSafeでは、ウイルスの大半は週末に出現して、平日の間に広まることをこの理由に挙げている。
トロイの木馬やワームは重大な脅威となっているが、これらは全攻撃のうちの19%だったとScanSafeの研究者らは述べている。また、スパイウェアは全体の12%だけだった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」